丸紅が3日ぶり反落、三菱UFJモルガンは業績予想を下方修正

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

丸紅<8002>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では20日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は700円から570円に引き下げている。

 「オーバーウエート」と判断する理由として、(1)同証券予想配当利回りを他社と比較すると17年3月期でも割高感はなくなっており、17年3月期ガイダンス・ショックは織り込まれた(2)このガイダンス・ショックの発生により、18年3月期、19年3月期の配当利回りは逆に割安感が大きい。18年3月期予想配当利回りは4%(3)18年3月期にはエネルギーや金属資源、19年3月期にはこれらの上積みに加え、紙パルプなど理論的には確度が比較的高い増益要因がある(4)南米の天候不順による大豆価格の上昇――などを挙げている。

 同証券では業績予想を下方修正、連結営業利益について、17年3月期890億円(前期比14.6%減、従来1340億円、会社側計画は1000億円)、18年3月期1180億円(従来1640億円)、19年3月期1450億円と試算している。目標株価570円は、18年3月期予想BPS(1株当たり純資産)808円に対して妥当PBR0.71倍を乗じて算出されている。

 21日の終値は、前日比2.7円安の473.1円。

関連記事

ページの先頭へ