伊藤ハム米久反発、SMBC日興は目標株価を1260円に引上げ

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伊藤ハム米久ホールディングス<2296>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券では2日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1000円から1260円に引き上げている。

 目標株価1260円は、17年3月期の予想BPS(1株当たり純資産)686.4円(従来は16年3月期の予想BPS588.2円)に、適正PBR1.83倍を乗じて算出されている。適正PBRは、2016年度のJT<2914>を除く食品株の平均PBR1.92倍に、18年3月期予想基準の相対ROE0.9倍と18-21年3月期までの年平均ROE変化率5.52%増が加味されている。5月20日開催の決算説明会の席上、経営陣は中期計画を今秋発表予定としており、経営統合シナジーの創出が引き続きカタリストになると予想している。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、17年3月期187億円(前期比7.6%増、従来201億円、会社側計画は180億円)、18年3月期223億円(従来233億円)、19年3月期250億円(同250億円)と試算している。17年3月期は、経営統合に伴うのれん償却が年間約14億円になることが判明したため、従来予想から引き下げられている。

 3日の終値は、前日比79円高の1042円。

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