伊藤忠急落、米カラ売りFが「強い売り」推奨―目標株価631円

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伊藤忠商事<8001>が急落、一時60円安の1202円まで売られている。企業不正を調査しカラ売りする米グラウカス・リサーチ・グループは27日、伊藤忠の投資判断を新規に「強い売り」推奨、目標株価631円としたことを嫌気している。

グラウカスは、伊藤忠が財務報告の訂正と不正会計の存在を認めることを命じられる次の日本企業となる可能性が高いと指摘。記録的な利益は幻影にすぎず公開情報の徹底的な調査の結果、コロンビアの炭鉱に対する出資持ち分の価値が著しく下落していたにもかかわらず不適切な区分変更によって1531億円相当の減損損失の認識を意図的に回避し、15年3月期純利益を過大報告したとする。分析から伊藤忠が東芝<6502>と同規模の会計スキャンダルを引き起こすことがあり得るという。

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