住友不が反落、大和証は株価に割安感が強いとの見方

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住友不動産<8830>が反落。大和証券では9日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は5500円から3600円に引き下げている。

 「長引く株価低迷とは裏腹に、各セグメントの事業動向は依然堅調であり、減速感はみられない」とコメント。同社の豊富な開発パイプラインによる中・長期的な成長期待を考慮すれば、株価に割安感が強いと考えるとしている。ただ、「昨今の株式市場では、デベロッパーにより一層の株主還元を求める声が強い」とし、同社が積極的な開発投資を継続していることを背景に、配当性向が17年3月期会社側計画ベースで11.2%と低く、株価のディスカウント要因になりやすいと考えると指摘している。目標株価3600円は、17年3月期末同証券予想NAV倍率0.8倍弱から算出されている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期1870億円(前期比7%増、会社側計画は1780億円)、18年3月期2010億円と試算。「開発用地はほぼ確保できており、テナント誘致に成功すれば、中・長期的に高い利益成長が期待できよう」としている。

 12日終値は、前週末比58円安の2774円。

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