住友林が続伸、SMBC日興はエリア拡大やさらなるM&Aに注目

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住友林業<1911>が続伸。SMBC日興証券では7日付で、投資判断を「3」(アンダーパフォーム)から「2」(中立)に、目標株価を1400円から1700円にそれぞれ引き上げている。

 同証券では業績予想を修正、あわせて目標株価を1700円に引き上げている。これに伴い、セクター内の相対評価の観点から、投資判断を「2」に引き上げるとしている。業績予想の主な変更点として、(1)消費増税が17年4月から19年10月へ延期される見通しとなったことを踏まえて、17年3月期の駆け込み需要と18年3月期の反動減を見込むのを取りやめたこと(2)堅調な需要を背景に、住宅事業の総利益率や木材建材事業の収益想定を引き上げたこと――などを挙げている。

 連結営業利益について、17年3月期460億円(前期比52.9%増、従来470億円、会社側計画は460億円)、18年3月期470億円(従来390億円)、19年3月期490億円(同420億円)と試算。

 また、会社側では新中期経営計画の最終年度の19年3月期目標として、連結売上高1兆1700億円、連結経常利益550億円、ROE10%以上を掲げているが、17年3月期計画比増益額の大部分を海外事業が担う計画であり、エリア拡大やさらなるM&A(企業の合併・買収)を含め順調に伸長するかに注目したいとしている。

 8日の終値は、前日比65円高の1543円。

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