住友販売が反落、SMBC日興は目標株価を2700円に引き下げ

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住友不動産販売<8870>が反落。SMBC日興証券では23日付で、投資判断「2」(中立)を継続、目標株価は2900円から2700円に引き下げている。

 目標株価引き下げは、担当アナリスト変更に伴い、直近決算や仲介市場動向を踏まえて業績予想を見直したため。同証券では連結営業利益について、16年3月期160億円(前期比13%増、従来204億円、会社側計画は178億円)、17年3月期190億円(従来229億円)、18年3月期160億円、19年3月期180億円と試算。

 16年3月期は、取扱件数が過去最高水準で推移しているほか、市場同様に単価上昇も寄与しているものの、会社側通期計画に対する進捗率は54%と前年同期実績の63%を下回ることから、同証券では会社側計画未達と予想。17年3月期は消費増税を控えて伸長する一方、18年3月期は15年3月期と同様に反動で減益となり、19年3月期は16年3月期同様に回復するとみているという。

 また、同社のリテール仲介の高い競争力を評価し、比較優位性が続くと想定する一方で、課題として、(1)キャッシュフローの有効活用(2)ホールセール仲介の強化(3)業界環境変化への対応――を挙げている。

 24日の終値は、前日比62円安の2226円。

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