住友重が反落、三菱UFJモルガン証は業績予想の上方修正

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住友重機械工業<6302>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では23日付で、レーティングを「アンダーウエート」(弱気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を450円から500円にそれぞれ引き上げている。

 同証券業績予想の上方修正とバリュエーション変更により、目標株価を500円に引き上げるとしている。中国スマホ向け特需の発生したプラスチック機械の反動減が、従来までレーティングを「アンダーウエート」としてきた背景だったものの、株価にはすでに織り込まれたと判断するとコメント。加えて、プラスチック機械は、非IT向けの伸長で、反動減が同証券従来想定以下にとどまっていると推測。

 また、中型減速機での受注堅調を背景に、同証券予想を上方修正。今後3カ年の連結営業利益については、コンセンサスとほぼ同水準となることから、レーティングを「ニュートラル」に引き上げるとしている。一方で、ポジティブなカタリストには乏しいと考えており、現在の為替環境や新興国を中心とした景況感悪化局面では、同社の業績を大きく底上げするには力不足と考え、今後は業績ドライバーの育成が不可欠と考えているという。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期450億円(前期比11%減、従来430億円、会社側計画は470億円)、18年3月期487億円(従来460億円)、19年3月期512億円と試算している。

 24日の終値は、前日比38円安の448円。

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