保土谷化学が軟調、岩井コスモ証は目標株価400円でカバー開始

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

保土谷化学工業<4112>が軟調。岩井コスモ証券では22日付で、投資判断「A」(強気)、目標株価400円でカバーを開始している。

 有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)材料など高機能材料を軸に、今後成長加速が予想されることから、株価にはさらなる上昇余地があると考えるとコメント。目標株価400円は、18年3月期予想PER約24倍、PBR1倍強の水準から算出されている。有機EL材料は15年3月期に実施した生産能力増強投資が重荷となって、16年3月期は赤字が拡大したものの、サムスン電子やLGディスプレーなど有機EL大手が大型投資を決めたことで、早ければ18年3月期にも黒字転換が期待できると予想している。

 また、16年3月期は低水準だったROEも中期計画最終年度には8%超まで上昇することを見込んでいる。同証券では連結営業利益について、17年3月期10億円(前期比21%増、会社側計画は10億円)、18年3月期20億円と試算している。

 23日の終値は、前日比3円安の279円。

関連記事

ページの先頭へ