健康CP、三鈴を子会社化―アパレル関連事業拡大を図る

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健康コーポレーション<2928> は28日、婦人服や服飾雑貨の企画・製造・販売を手掛ける三鈴の子会社化を発表した。同日付でヨンドシーホールディングス(4CHD)<8008>から約4億5000万円で三鈴の全株式を取得した。

 三鈴は10代から20代前半をターゲットとしたブランド「Rew de Rew」が主力で、通勤・通学の日常用途から結婚式などの非日常対応のドレスまでヤングエレガンス領域に強みを持つ。健康CPもアパレル関連事業を展開するが、アンティローザはヤングカジュアル領域が中心で、夢展望<3185>はECコマース展開が主体だった。20年度を最終年度とする中期経営計画で掲げた連結売上高3000億円、営業利益350億円の達成に向けたM&A(企業の合併・買収)の一環として三鈴をグループに加え、ファッションのボリュームゾーンであるヤングエレガンス領域へのリアル店舗展開で、アパレル関連事業の拡大を図る。

 また、三鈴がターゲットとする年齢層は「RIZAP」をはじめとする自己投資につながる自社グループ商品・サービスの潜在顧客として親和性が高く、相互送客も期待される。

 なお、16年2月期末の三鈴の純資産額は約8億7900万円で、今回の健康CPの株式取得額4億5000万円は半額程度の水準となる。

 健康CPの28日の終値は、前日比7円安の666円。

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