出光興産が反発、SMBC日興は目標株価を2600円に引上げ

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出光興産<5019>が反発。SMBC日興証券では15日付で、投資判断を「2」(中立)から「1」(アウトパフォーム)に、目標株価を2000円から2600円にそれぞれ引き上げている。

 同証券では、足元の事業環境を考慮し業績予想を修正、あわせて目標株価も引き上げている。連結営業利益について、16年3月期71億円(前期は1047億9800万円の赤字、従来324億円、会社側計画は30億円)、17年3月期1114億円(従来912億円)、18年3月期1334億円(同997億円)と試算。

 同社は機能性材料事業の中で、有機EL材料事業を展開、電子輸送材、青色発光材、赤・緑色発光材、正孔輸送材を御前崎工場と韓国パジュ工場で手掛けている。LGディスプレイ社と提携しているが、LGディスプレイ社は有機ELテレビを生産しており、2015年の30万台から2016年は80万台程度に拡大する見通しと指摘。

 有機EL材料事業の15年3月期の売上高は約80億円となっており、営業利益率は2-3割程度と同証券では推定。同証券では18年3月期に100億円を超える同事業の営業利益貢献を予想している。

 18日の終値は、前週末比16円高の2054円。

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