協和キリンが4日ぶり反発、クレディスイスは業績予想を上方修正

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

協和発酵キリン<4151>が4日ぶりに反発。クレディ・スイス証券では6日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「アウトパフォーム」(強気)に、目標株価を1600円から2200円にそれぞれ引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて投資判断、目標株価を引き上げている。4月27日に発表された16年12月期第1四半期(1-3月)連結業績の進ちょく率が高かったことで、16年12月期業績にさらなる上ブレ余地が生じたと考えられるとコメント。株価バリュエーションはブルームバーグコンセンサスで2016年度予想PER56倍と高水準だが、2017年12月期以降の業績回復で2017年度は同45倍、2018年度は同35倍まで低下を予想している。

 また、目先の株価は自社開発の成人T細胞白血病リンパ腫(しゅ)治療薬ポテリジオ、喘息/COPD治療薬ベンラリズマブ、くる病治療薬KRN23、などの抗体医薬の開発プロジェクトの進展による影響が大きいとも指摘している。

 同証券では連結営業利益について、16年12月期370億円(前期比15.5%減、従来330億円、会社側計画は300億円)、17年12月期430億円、18年12月期500億円と試算している。

 9日の終値は、前週末比55円高の1948円。

関連記事

ページの先頭へ