国際帝石が続伸、三菱UFJモルガンは今は様子見のタイミングとの見方

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国際石油開発帝石<1605>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では7日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は1080円から990円に引き下げている。

 17年3月期末予想BPS(1株当たり純資産)の下方修正や、妥当PBR変更により、目標株価は990円に引き下げられている。17年3月期以降のエクイティストーリーに変更はなく、17年3月期と18年3月期の同証券業績予想は据え置かれている。従来通り、原油価格の低下や為替が円高に振れることが懸念材料であり、現在は様子見のタイミングと考えているという。

 カタリストとして、コスト削減の動向を挙げており、中期的な注目点として、2017年7-9月に豪州イクシスLNGプロジェクトが生産開始予定にあることを指摘している。17年3月期同証券予想における純利益への感応度として、(1)ブレンド原油価格1ドル/バレルの下落で純利益は30億円減益(2)為替の1円/ドルの円安で純利益は19億円増益――としている。

 8日の終値は、前日比11円高の805円。

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