大正製薬ホールディングス<4581>が１６日、１７年３月期の連結業績予想を発表。増益予想と年間配当の増額計画を示した。
通期業績は、売上高２８５０億円（前期比１．８％減）、営業利益２９５億円（同２．２％増）、純利益２４０億円（同６．８％増）を予想。セルフメディケーション事業の売上増により、同事業の中期的なブランド強化・育成のための広告宣伝費増、医薬事業での研究開発費増を吸収する見込み。市場予想の平均は、営業利益が２５６億円程度、純利益が２１０億円程度だった。年間配当は、中間期５０円（前期実績５０円）、期末６０円（同５０円）の合計１１０円（同１００円）に増額する見込み。
１６年３月期決算は、売上高２９０１億３５００万円（前期比０．１％減）、営業利益２８８億７８００万円（同９．７％減）、純利益２２４億７３００万円（同８．４％減）だった。
１６日の終値は、前週末比５２０円高の９６６０円。
