太平洋セメント<5233>が軟調、一時１２円安の２８６円まで売られた。クレディ・スイス証券２９日付で新規に投資評価「ニュートラル」、目標株価３２０円でカバレッジを開始した。
「ニュートラル」の理由は、（１）営業利益の海外依存度が住友大阪セメント<5232>のそれよりも高く、国内セメント需要の増加期待があるときは住友大阪に対してアンダーパフォーマンスになる可能性がある（２）インカムゲインで投資魅力に乏しく今後も還元性向が上昇する可能性は低い（３）１円の円高は１億円の営業減益となる試算――の３点とする。
３０日の終値は、前日比９円安の２８９円。
