太陽HDが年初来安値、野村は業績予想を下方修正

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太陽ホールディングス<4626>が3日続落、500円安の2960円まで売られ、2月12日に付けた年初来安値3380円を更新した。2日に、16年3月期連結業績、17年3月期連結業績見通しを発表している。

 野村証券では3日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は5500円から5000円に引き下げている。同証券では為替前提と固定費の前提などを見直し、業績予想を下方修正、あわせて目標株価を5000円に引き下げている。

 17年3月期は、新工場立ち上げコストなど先行費用負担が重いものの、(1)17年3月期下期から北九州新工場が稼働し、DFRの内製化が進むこと(2)PKG・フレキ基板用部材に占める高機能品の構成比増加傾向(3)液状SRは買収効果による競争緩和で、今後も緩やかな収益改善が見込める点――を評価し「Buy」を継続するとしている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期92億円(前期比16%減、従来114億円、会社側計画は80億円)、18年3月期112億円(従来120億円)、19年3月期117億円と試算している。

 6日の終値は、前営業日比200円安の3260円。

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