富士通、スパコン「京」がビッグデータ処理で世界第1位を獲得

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富士通<6702>、九州大学、東京工業大学、理化学研究所、スペインのバルセロナ・スーパーコンピューティング・センターの国際共同研究グループはスーパーコンピューター「京(けい)」による解析で、ビッグデータ処理(大規模グラフ解析)に関するスーパーコンピューターの国際的な性能ランキングGraph500において第1位を獲得した。第1位は15年11月に続き3期連続(通算4期)の快挙。

 規則的な行列演算である連立一次方程式を解く計算速度でスーパーコンピューターを評価するTOP500においては、「京」は11年(6月、11月)に第1位、その後、16年6月20日に公表された最新のランキングでも第5位につけている。一方、今回のGraph500ではグラフの幅優先探索(1秒間にグラフのたどった枝の数)という複雑な計算を行う速度で評価されており、計算速度だけでなく、アルゴリズムやプログラムを含めた総合的な能力が求められる。

 13日の終値は、前日比7.8円高の390.4円。

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