小野薬が3日続落、大和は目標株価を5700円に引下げ

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小野薬品工業<4528>が3日続落。大和証券では24日付で、投資判断を「1」(買い)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を6100円から5700円にそれぞれ引き下げている。

 同証券では、「オプジーボは適応患者数や1人当たり使用期間などに中・長期的な成長余地が大きいとの見方は変わらない」とし、17年3月期会社側予想も上ブレ余地大とみているとコメントしている。ただ、当面はオプジーボの売上高が株式市場にとって驚くほどの急拡大となる可能性は低下したとみていると指摘。今後は次期薬価改定での薬価引き下げについての不透明感が徐々に強まる可能性があるともしている。

 また、MSDが申請中の競合品ぺムブロリズマブの薬価次第で、オプジーボの販売に少なからず影響が及ぶ可能性もあるとみられ、注意も必要と考えているという。同証券では業績予想を下方修正、連結営業利益について、17年3月期1003億円(前期比3.2倍、従来1956億円、会社側計画は725億円)、18年3月期2655億円(従来2855億円)、19年3月期927億円(同1285億円)、20年3月期1581億円(同1729億円)、21年3月期1736億円と試算している。

 25日の終値は、前日比242円安の4868円。

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