平和堂、大和証は「単体の収益性改善は相応の時間を要する」

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平和堂<8276>が3日ぶりに反落。大和証券では29日付で、投資判断を「1」(買い)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を3300円から2500円にそれぞれ引き下げている。

 27日に、17年2月期第2四半期(16年2月21日-8月20日)連結決算を発表。営業利益は前年同期比8.2%減での通過となった。同証券では、「下期に入り、中国子会社は売上高が底入れ傾向にあるもよう。さらなる下ブレリスクは限定的と考える」とコメント。一方で、「単体は収益性改善に相応の時間を要しよう」とし、同証券では単体を主因に業績予想を下方修正。連結営業利益について、17年2月期154億円(前期比3%減、従来163億円、会社側計画は162億円)、18年2月期160億円(従来173億円)、19年2月期168億円と試算している。「ただし、中・長期的に堅調なペースで業績拡大が期待できる企業という見方は変わらない」と指摘している。

 目標株価2500円は、18年2月期予想PER13.1倍から算出。小売セクター主要企業平均の約19倍に対し流動性リスク、業績減速リスクがディスカウント要因となっている。

 30日の終値は、前日比190円安の1964円。

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