平和堂が年初来安値、大和は「堅調な業績が続く」という見方

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平和堂<8276>が続落、一時53円安の1915円まで売られ、連日の年初来安値更新。大和証券では4日付で、投資判断「1」(買い)を継続、目標株価は3500円から3300円に引き下げている。

 6月28日に発表された17年2月期第1四半期(16年2月21日-5月20日)連結業績を踏まえ、同証券業績予想と目標株価が修正されている。第1四半期で相対的に単体の利益寄与が小さく、中国子会社の利益寄与が大きいことから、中国子会社の影響を受けやすいと指摘。第2四半期(16年5月21日-8月20日)以降は逆の構図となることから、連結営業増益に転じると予想している。同証券業績予想は小幅減額されているものの、堅調な業績が続くという見方に変わらないとしている。

 連結営業利益について、17年2月期163億円(前期比3%増、従来167億円、会社側計画は162億円)、18年2月期173億円(従来176億円)と試算。目標株価3300円の17年2月期予想PERは17.3倍となっており、小売セクター主要企業平均の約20倍に対し、流動性リスクがディスカウントされている。「堅調な業績に対し株価は評価不足であり、上昇余地は大きいと考える」としている。

 5日の終値は、前日比49円安の1919円。

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