日産自が反落、野村証はトップピック推奨を継続

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日産自動車<7201>が反落。野村証券では27日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は1500円から1600円に引き上げている。

27日に、17年3月期第1四半期(16年4-6月)連結業績を発表。同証券では、今後の先進国での技術競争の主戦場である自動運転技術でトップクラスの技術力を持ち、株主還元にも積極的な点や、三菱自動車工業<7211>とのシナジー効果を評価し、トップピック推奨を継続するとしている。

短期的にも17年3月期下期以降、日米を中心に豊富な新型車が台数増、利益増をけん引する点が魅力とコメント。また、高水準の配当や日米での販売台数増、三菱自との提携による利益増を評価する一方、中国市場減速のリスクも考慮し、18年3月期予想連結1株利益162.3円にRN Large CapのPER13倍を下回る10倍を適用し、目標株価1600円は算出されている。

同証券では利益予想を上方修正、連結営業利益について、17年3月期7156億円(前期比9.7%減、従来6729億円、会社側計画は7100億円)、18年3月期8132億円(従来7646億円)、19年3月期9280億円(同8942億円)と試算している。

28日の終値は、前日比22.5円安の1024円。

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