日産自が続伸、野村は目標株価を1400円に引下げ

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日産自動車<7201>が続伸。野村証券では12日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は1550円から1400円に引き下げている。

 「キャッシュの使途が不明な企業が多いなか、同社は増配や自己株取得による株主還元強化を発表しており、財務戦略が明確な点を評価」とコメント。「技術面でも、EVや自動運転など次世代技術にリスクを取って投資し、他社に先駆けて市場投入している」とも指摘。

 また、一部投資家は同社の北米金融事業が市場悪化時に他社以上に損失を被ると懸念しているものの、同証券では、そもそも北米自動車市場の大幅悪化リスクは小さいとみているとし、「金融子会社の過去のクレジットロスから判断し、借り手プロファイルも業界平均と比べそん色ないとみる」としている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、16年3月期7430億円(前期比26%増、従来7448億円、会社側計画は7300億円)、17年3月期6942億円(従来8158億円)、18年3月期7885億円(同9150億円)と試算している。

 13日の終値は、前日比33.3円高の1016.5円。

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