日立製作所<6501>は２日、日本語での論理的な意見を提示する人工知能の基礎技術を開発したと発表した。
賛否が分かれる議題に対し、大量の日本語記事を分析して賛成・反対双方の立場から根拠や理由を伴った意見を日本語で提示する人工知能の基礎技術を開発した。ディープラーニング（脳の神経回路のメカニズムを取り入れた機械学習の一種）を用いることで課題を解決し、言語に依存せずに議題に対して関連性の高い根拠文・理由文を識別することを可能とした。
今回の技術は、意見を提示する人工知能システムを多言語で活用していくための基礎技術となり、今後、さらなる研究開発を推進し、グローバルに企業の経営判断を支援する人工知能システムの実現を目指すとしている。
２日の終値は、前日比１１．８円安の４９５．３円。
