日電産が堅調、大和証は連結営業利益予想を上方修正

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日本電産<6594>が堅調な値動き。大和証券では25日付で、投資判断「1」(買い)、目標株価1万円を継続している。

22日に、17年3月期第1四半期(16年4-6月)連結決算を発表。円高による売上高目減りは想定以上ながら、コスト対策と注力ビジネスの収益押し上げ効果が上回っていることから、会社側予想並みだった同証券連結営業利益予想を上方修正するとしている。「大幅減益が想定される電子部品業界にあって、短期・中期ともに危なげない決算であった」とコメントしている。

連結営業利益について、17年3月期1320億円(前期比12%増、従来1300億円、会社側計画は1300億円)、18年3月期1470億円(従来1450億円)と試算。今回の決算ポイントとして、(1)注力する車載および家電・商業・産業用が期初からOPMを達成し、前年比32%営業増益と全体をけん引(2)ロボット関連などが好調で機器装置の収益が急改善(3)働き方改革で販管費が前年比12%縮小――の3点を挙げている。また、「海外買収企業もOPM15%を目指せる体制ができてきた印象」とも指摘している。

26日の終値は、前日比108円高の9025円。

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