東芝、ビッグデータや大規模メディアデータを高速照合する技術を開発

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東芝<6502>は25日、ビッグデータや大規模なメディアデータを高速照合するデータ処理技術を開発したと発表した。

 これは、人物の顔や売上データなどを高次元ベクトルで表現し、あらかじめ類似のベクトル群をけん引化しておくことで高速照合を可能とする。1000万件の人物の顔画像データから特定の人物を抽出する実験では、従来の技術と比較して、約50倍の8.31ミリ秒(1ミリ秒=1/1000秒)で処理を完了した。

 同社では、ビッグデータ向けスケールアウト型データベース「GridDB」にこの技術を組み合わせ、ビッグデータや大規模メディアデータの高速処理を実現する世界初の高次元ベクトル照合に対応したデータベースを16年度中に製品化する予定。

 25日の終値は、前日比8.3円高の229.6円。

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