東芝、SMBC日興は産エレセクター内で優位性が高いと判断

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東芝<6502>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券では26日付で、投資判断を「2」(中立)から「1」(アウトパフォーム)に、目標株価を360円から420円にそれぞれ引き上げている。

 「1」へ引き上げる理由として、17年3月期第1四半期(16年4-6月)に連結営業利益201億円を達成したことで、不適切会計処理を端緒とした抜本的な企業再編・改革後の収益改善にめどがつきつつあり、さらにNAND事業が収益ドライバーとなる可能性が高く、産エレセクター内で優位性が高い、と判断したことを挙げている。

 また、「新経営陣に関しては、成長分野に注力し、企業体質改善・構造改革を着実に進捗させている点は評価したい」とコメントしている。同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、17年3月期2000億円(前期は7087億3800万円の赤字、従来2000億円、会社側計画は1200億円)、18年3月期2350億円(従来2300億円)、19年3月期2700億円(同2750億円)と試算。為替前提が1ドル=110円から100円に変更されており、為替前提の変更によるマイナス影響は、17年3月期300億円程度、18年3月期、19年3月期は400億円程度を見込んでおり、この分に関しては実質的に上方修正となるとしている。

 27日の終値は、前日比18.1円高の328.8円。

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