武田薬、ジカ熱ワクチン開発の助成先として選定

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武田薬品工業<4502>は2日、米生物医学先端研究開発局から、ジカ熱ワクチン開発の助成先として選定されたと発表した。

 今回の選定で、臨床第1相試験までのワクチン開発の費用として、米生物医学先端研究開発局から、最初の助成金として1980万ドル(約20億4000万円)が交付される。また、ワクチンの臨床第3相試験実施および米国での生物学的製剤承認申請にかかるオプション権を行使した場合、助成金は最大で3億1200万ドル(約321億円)になる可能性があるという。

 同社は、アジュバント入り全粒子不活化ジカ熱ワクチンを日本の光工場(山口県光市)で開発する。初期の目的は、ワクチンを開発・製造しFDA(米食品医薬品局)へ提出する臨床試験実施申請資料に含める非臨床試験を完了し、臨床第1相試験を実施するとしている。

 2日の終値は、前日比46円高の4710円。

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