牧野フライスについて、三菱UFJモルガンは業績予想大幅下方修正

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牧野フライス製作所<6135>が3日続落、39円安の590円まで売られ、4月8日に付けた年初来安値600円を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では10日付で、レーティングを「オーバーウエート」(強気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を1030円から710円にそれぞれ引き下げている。

 同証券では業績予想を大幅下方修正、あわせて目標株価を710円に引き下げている。連結営業利益について、17年3月期101億円(前期比30.2%減、従来143億円、会社側計画は92億円)、18年3月期103億円(従来146億円)、19年3月期101億円と試算。

 これまでは、米国大型案件を中心に受注堅調が継続し、17年3月期も2ケタ営業増益となり、他の工作機械メーカーが減益となるなかで同社が注目されるというエクイティストーリーだったものの、今回、受注環境は同業他社比で堅調との見方は継続するものの、為替前提を変更する影響などが大きいと指摘。一方で、株価はすでに下落しており、17年3月期同証券予想PBRは0.58倍になることから、株価のダウンサイドリスクは限定的との見方を示している。

 13日の終値は、前週末比36円安の593円。

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