第一生命が反落、SMBC日興は「業績下ブレリスクは軽微」

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第一生命保険<8750>が反落。SMBC日興証券では15日付で、投資判断「2」(中立)を継続、目標株価は1400円から1100円に引き下げている。

 目標株価引き下げの背景として、(1)市場全体の期待収益率の上昇(2)市場前提の見直し(3)バリュエーション基準年度の変更――を挙げている。「同社固有のカタリストは少なく、同社株の変動要因は金融市場の変動となりそうだ」とコメントしている。同証券では、市場前提を引き下げたことから業績予想を下方修正する一方で、「保有有価証券の年限が長いことから、世界的な運用環境悪化による収支への悪影響は時間をかけて緩やかに顕在化するので、業績下ブレリスクは軽微であろう」としている。

 連結経常利益について、17年3月期4050億円(前期比3.1%減、従来4430億円、会社側計画は4060億円)、18年3月期4020億円(従来4480億円)、19年3月期4160億円と試算している。

 16日の終値は、前日比43.5円安の1186.5円。

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