西松建設が反発、大和は目標株価580円でカバーを開始

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西松建設<1820>が反発。大和証券では24日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価580円でカバーを開始している。

 株価は17年3月期同証券予想PERで9.1倍の水準にあり、バリュエーション上、大手ゼネコンは17年3月期予想PERで14-15倍での評価が可能とみているものの、準大手ゼネコンの17年3月期予想PERは大手ゼネコンに比して20%程度ディスカウントされていると指摘。このため、準大手ゼネコンの17年3月期予想PERは12倍での評価が妥当と考えているという。

 建設業界では、東京五輪関連工事、東京都心部における大規模再開発、リニア中央新幹線、高速道路の大規模更新・修繕工事などの建設需要があり、当面好調が続くと予想。同社にとっては、今後見込まれる高速道路の大規模更新・改修工事やダム工事は大きな受注機会になると予想。また、リニア中央新幹線のトンネル工事も受注が期待される一方で、建築については同社と森ビルなどの共同事業である「虎ノ門一丁目地区再開発」に注目が集まることを見込んでいる。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期190億円(前期比17%増、会社側計画は165億円)、18年3月期215億円と試算している。

 27日の終値は、前週末比30円高の452円。

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