豊田合成、三菱UFJモルガン証は「当面の株価の下値は堅い」

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豊田合成<7282>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では9月30日付で、レーティングを「アンダーウエート」(弱気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を1550円から2500円にそれぞれ引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて目標株価を2500円に引き上げている。また、カバレッジセクター内における同社の今後の株価パフォーマンスが相対的に中位になると考え、レーティングを「ニュートラル」に引き上げるとしている。

 同証券ではエクイティストーリーを変更。従来は自動車部品業界における拡販ペースの鈍化、オプトエレクトロニクス(LED)事業の赤字転落を見込み弱気のスタンスであったものの、自動車部品業界は、内外装部品における質感向上や、セーフティーシステム製品を含め受注状況も好転していると推察。連結全体の業績基調は、系列内で突出した強さはないものの、従来想定を上回る基調での推移となっており、17年3月期の連結営業利益は会社側計画を超過との予想に変更されている。LEDは為替感応度が高く予断を許さない面はあるものの、一段踏み込んだ事業構造改革が発表される可能性もあり、当面の株価の下値は堅いと判断しているという。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期375億円(前期比12.4%減、従来340億円、会社側計画は360億円)、18年3月期400億円(従来362億円)、19年3月期435億円(同387億円)と試算している。

 3日の終値は、前週末比49円高の2382円。

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