邦チタが5日ぶり反発、三菱UFJモルガンは目標株価を1250円に引下げ

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東邦チタニウム<5727>が5日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では3日付で、レーティングを「ニュートラル」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に引き上げ、目標株価は1910円から1250円に引き下げている。

 同証券では業績予想を下方修正、バリュエーション参照期を08年3月期以降から13年3月期以降に変更することから、目標株価を1250円に引き下げている。サブセクター内の今後の株価パフォーマンスが相対的に上位に位置すると考えることから、レーティングを「オーバーウエート」に引き上げるとしている。

 「株価は直近ピーク比半値以下となったが、18年3月期の同証券予想連結1株利益45.0円を使用したPERが15.5倍などバリュエーション面での割安感が出てきた」とコメント。市場が期待した需給ひっ迫による価格上昇は起きなかったものの、期待感が消えた反動が、足元は過度に出過ぎていると考えているという。サプライチェーンの在庫調整とは異なる特定の顧客要因であることから、18年3月期以降の増益は可能であると考えているという。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期26億円(前期比33.2%減、従来47億円、会社側計画は30億円)、18年3月期38億円(従来54億円)、19年3月期48億円と試算している。

 6日の終値は、前週末比57円高の753円。

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