鹿島が3日続伸、三菱UFJモルガンは業績予想を上方修正

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鹿島建設<1812>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では18日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は920円から940円に引き上げている。

 目標株価940円は、17年3月期同証券予想BPS13.5円に妥当PBR1.83倍(従来1.92倍)を乗じて算出。妥当PBR1.83倍は、ROEスプレッドモデルと18年3月期同証券予想ROE14.1%から計算。妥当PBR水準が低下したのは、株式市場の動向を反映してエクイティプレミアムが上昇したためとしている。

 また、同証券では業績予想を上方修正。連結営業利益について、17年3月期1100億円(前期比1%減、従来1055億円、会社側計画は850億円)、18年3月期1140億円(従来1100億円)、19年3月期1180億円と試算。従来予想との相違点として(1)建築・土木部門ともに受注高および完工高予想を増額(2)建築部門のマージン予想修正(3)販管費予想を修正――の3点を挙げている。

 大手ゼネコンのなかでも国内および海外大型低採算工事の影響で受注高を抑制する状況にあったものの、いずれも決算への影響が一巡してきたため、他社並みの業績が見込めると判断したと指摘している。

 19日の終値は、前日比15円高の735円。

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