1日PTS注目ポイント=第2四半期業績予想上ブレの昭シェルなど

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1日の通常取引で、日経平均株価は続伸、TOPIX(東証株価指数)は小幅ながら反落した。朝方は円高が重しとなり、広範囲に売りが先行した。その後、円高一服や日銀のETF(上場投資信託)買い期待から、メガバンクやファーストリテ<9983>など指数寄与度の高い主力株の一角が堅調に推移し、日経平均を支えた。ただ、東証1部の値下がり銘柄数は1384と全体の70%を占め、TOPIXの重しとなった。

東証1部で虹技<5603>、日本ライフL<7575>がストップ高配分となった。両社とも17年3月期第2四半期(16年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正し、人気化した。トプコン<7732>もストップ高配分。同社は第1四半期(16年4-6月)連結決算で営業利益3.7%減、最終赤字となったが、17年3月期通期の2ケタ増益予想は据え置いた。このほか、東証2部ではジースリーHD<3647>、郷鉄工<6397>が、ジャスダックではヒロセ通商<7185>、内外テック<3374>、eBASE<3835>がストップ高となった。

1日引け後の適時開示情報によると、昭シェル<5002>が第2四半期(16年1-6月)の連結業績予想を上方修正した。JT<2914>は16年12月期の連結利益予想(IFRS基準)を、ポーラオルビスHD<4927>は16年12月期の連結売上高および営業・経常利益予想を上方修正。合同鉄<5410>は17年3月期第2四半期(16年4-9月)および通期の連結利益予想を上方修正して減益幅が縮小する見通しとなり、中間配当1円増額。

カンダ<9059>が17年3月期第2四半期(16年4-9月)および通期の連結業績予想を、ダイナパック<3947>は16年12月期第2四半期(16年1-6月)および通期の連結利益予想を上方修正した。Eガーディアン<6050>は16年9月期の連結業績予想を増額し、EPS<4282>は16年9月期の連結利益予想を上方修正。

このほか、第1四半期(16年4-6月)の連結決算で、FJネクスト<8935>が営業利益50.9%増を、扶桑化学<4368>は同利益41.1%増を達成した。

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