2日のPTS注目ポイント=上方修正・株式分割・増配銘柄

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2日の通常取引では日経平均株価が前日比244円安の1万6391円と3営業日ぶりに大幅反落した。10年物国債の入札不調を受け、債券市場が急落したことなどが嫌気された。

個別ではニッセンHD<8248>がストップ高まで買われた。7&iHD<3382>が株式交換で完全子会社化を進める見通しとなり、交換比率をめぐる思惑などから、買いを集めた。日本ライフL<7575>は上方修正が好感され連日のストップ高。任天堂<7974>の「ポケモンGO」関連に再び物色の矛先が向かい、メガチップス<6875>、サノヤスHD<7022>、ハピネット<7552>、イマジカロボ<6879>などが値上がり率ランキング上位に。

慶応大学と共同で重量キャンセル型搬送装置を共同開発し、試作機が完成したと1日に発表したウインテスト<6721>が急伸し、ショーケース<3909>は暗号化技術での特許取得が材料視され、ストップ高。Eガーディアン<6050>は上方修正を好感した買いを集めた。

引け後の発表では16年12月期の連結業績予想を増額した日東精<5957>、山崎パン<2212>、ダンロップス<7825>などに注目。

日東精は営業利益が前期比35.5%増の24億3000万円(従来予想は18億8000万円)、山崎パンの営業利益は同25.9%増の340億円(同300億円)、ダンロップスの営業利益は同2.4倍の35億円(同20億円)となる見通し。

ほか、デイトナ<7228>、高砂香料<4914>、ショーケース<3909>が16年12月期第2四半期(1-6月)の業績予想を増額した。

ステラケミファ<4109>は17年3月期の見通しを増額、連結営業利益は前期比2.3倍の31億5900万円(従来予想は13億7400万円)となる。

セプテーニHD<4293>は9月30日を基準日として1株を5株に分割する。また、年間配当を前期比実質2倍の2円とする。

ユナイテッドアローズ<7606>は7月の既存店売上高が前年同月比9.0%増、ABCマート<2670>は同5.5%増、アダストリア<2685>は同1.9%増だった。

TOA<6809>、UEX<9888>、有沢製<5208>は17年3月期の業績予想を下方修正した。

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