Jパワーが堅調、野村は石炭火力事業の収益性が改善を見込む

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Jパワー<9513>が堅調。野村証券では23日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「Buy」(買い)に、目標株価を4170円から4300円にそれぞれ引き上げている。

 電力会社との卸売契約の変更により、石炭火力事業の収益性が改善すると考え、18年3月期の連結経常利益予想を上方修正し、あわせて目標株価を4300円に引き上げている。17年3月期会社側計画の連結経常利益が予想外に低く、株価は決算発表日の4月28日から15%下落したものの、同証券では17年3月期の業績低迷は火力発電設備の集中修繕など主に一過性の要因によるものであり、18年3月期から業績は回復に転じると予想している。株価下落により割安感が強まったと判断し、投資判断を「Buy」に引き上げるとしている。

 同証券では連結経常利益について、17年3月期509億円(前期比12.2%減、従来672億円、会社側計画は530億円)、18年3月期655億円(従来604億円)、19年3月期725億円と試算している。

 24日の終値は、前日比13円高の2828円。

関連記事

ページの先頭へ