JALが反落、大和証は次期中期経営計画に注目

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日本航空(JAL)<9201>が反落。大和証券では27日付で、投資判断「1」(買い)を継続、目標株価は5500円から4300円に引き下げている。

 「交易条件の変化や日本発業務渡航の需要動向など、同社を取り巻く環境がやや厳しくなったことが株価水準の調整につながったものと受け止めているが、今後の対応施策で充分カバーされよう」とし、投資指標面、国内競争沈静化や強固な収益基盤は引き続き評価ポイントだと考えているという。また、年度内にも公表されるであろう次期中期経営計画においては、持続成長に向けた取り組みや積極的な株主還元施策などにも注目しているとコメントしている。

 同証券では業績予想を若干修正、連結営業利益について、17年3月期2050億円(前期比2%減、従来2200億円、会社側計画は2010億円)、18年3月期2150億円(従来2300億円)、19年3月期2200億円(同2350億円)と試算。日本発観光/ビジネス需要の低迷や熊本地震の影響により、やや低調な滑り出しとなった17年3月期第1四半期(16年4-6月)実績を踏まえ、若干下方修正されている。目標株価4300円は、18年3月期予想PER8.9倍相当の水準となっている。

 28日の終値は、前日比23円安の3050円。

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