JALが5日続落、SMBC日興は目標株価を4700円に引上げ

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日本航空(JAL)<9201>が5日続落。SMBC日興証券では16日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は4600円から4700円に引き上げている。

 足元の外部環境認識として、国内線では熊本における震災影響、国際線においては、中国路線での需給悪化、ビジネス需要鈍化の可能性など、外部環境が絶好調というわけではないものの、「国内線では旅行・ビジネス需要が底堅いこと、国際線では海外発需要を主体に堅調な進ちょくが継続しているとみる」とコメントしている。

 また、17年3月期まで国土交通省航空局が2012年8月10日に同社に対して示した文書「日本航空への企業再生への対応について」により新規の路線開設や新規投資が制限されることがあったものの、18年3月期からはこの効力がなくなると指摘。今後、成長戦略や株主還元施策の強化が議論されると同証券は予想しており、これらがバリュエーションの見直しにつながるものとみているという。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、17年3月期2170億円(前期比3.7%増、従来2200億円、会社側計画は2010億円)、18年3月期2270億円(従来2280億円)、19年3月期2270億円と試算している。

 17日の終値は、前日比13円安の3852円。

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