JDIが続落、三菱UFJモルガン証は業績予想を下方修正

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ジャパンディスプレイ(JDI)<6740>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では業績予想を下方修正、あわせて目標株価を210円から160円に引き下げている。投資判断は「ニュートラル」を据え置いた。

 四半期キャッシュフローのシミュレーションからは同社の綱渡りの経営が透けて見えるとコメント。「スマホ市場の成熟化、中国企業の中小型液晶での勢力拡大、OLEDへの需要シフトなど、事業環境は厳しく、エクイティストーリーは、「生き残りに向けたOLED事業の具体化待ち」であることに変化はないものの、資金問題が立ちはだかり、まずはその解決を見届けたいと指摘している。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期60億円(前期比64.1%減、従来130億円、会社側計画は非開示)、18年3月期50億円(従来157億円)、19年3月期150億円の赤字(同110億円の赤字)と試算している。株価のアップサイドカタリストとして、資金問題への懸念払しょく、OLED事業の具体化、スマホ市場の好転、XO液晶など新製品の競争力確認――などを挙げている。

 3日の終値は、前週末比6円安の151円。

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