NEC、大規模データから規則性発見可能な技術開発

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

NEC<6701>が26日、人工知能(AI)でビッグデータに混在する多数の規則性を発見する異種混合学習技術をもとに、超大規模データから分散コンピューティングシステムで予測モデルを生成する機能を強化した分散版異種混合学習技術を開発したと発表した。17年度の実用化を目指す。

 異種混合学習技術はビッグデータの分析・予測において曜日や天気などの条件による「データの場合分け」や「因子の組み合わせ」を自動で発見する技術。開発した分散版異種混合学習技術は分散されたコンピューター上でそれぞれ異種混合学習での分析を行うと同時に全体の整合も行えるため、コンピューターの台数を増やすことでデータ規模に制限なく予測モデルを生成できる。例えば大手金融機関の残高予測や大規模通信事業者の解約者予測など、数千万件以上のサンプルによる超大規模データの分析が可能という。

 26日の終値は、前日比変わらずの251円。

関連記事

ページの先頭へ