NTTが反落、三菱UFJモルガンは連結営業利益予想を上方修正

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NTT<9432>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では25日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は4820円から5100円に引き上げている。

 同証券では、減価償却方法変更によるプラス影響などを反映し、連結営業利益予想を上方修正。あわせて目標株価を5100円に引き上げている。カタリストとして、(1)市場期待以上の株主還元(2)フレッツ光の契約純増加速(3)海外事業の利益貢献――などを挙げている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期1兆4700億円(前期比9%増、従来1兆4500億円、会社側計画は1兆4300億円)、18年3月期1兆5300億円(従来1兆4900億円)、19年3月期1兆5100億円と試算。

 18年3月期まで安定増益を予想しており、中期目標である18年3月期の連結1株利益400円以上の達成はおおむね可能とみるとコメントしている。今後はさらに獲得コスト削減効果が縮小に向かうことを考えると、19年3月期以降は地域通信が減益転換し、移動通信や長距離国際の増益ではオフセットできない局面が起こり得るとも予想している。

 26日の終値は、前日比108円安の4810円。

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