NTTドコモがしっかり、大和証は業績予想を上方修正

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NTTドコモ<9437>がしっかり。大和証券では20日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を2940円から3130円にそれぞれ引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、連結営業利益について、17年3月期9287億円(前期比19%増、従来8530億円、会社側計画は9100億円)、18年3月期1兆253億円(従来8781億円)、19年3月期1兆502億円と試算している。同社のオーガニックな営業利益は17年3月期に12%増、18年3月期に5%成長すると予想。データ収入が拡大し、iPhoneの月々サポートの悪影響が縮小し、スマートライフ領域の利益が拡大し、費用削減が進み、販売競争が緩和されると見込まれることを背景に挙げている。特に、データ利用収入とスマートライフ領域の利益、費用削減の進展は同証券予想を上回っているとコメントしている。

 加えて、減価償却の計算方法変更により、17年3月期は営業利益が500億円からさらに拡大し、除却や月々サポート変更策の悪影響が減る18年3月期は900億円の会計変更に伴う利益拡大前提が、同証券予想に織り込まれているという。「17年3月期の同証券予想PERは15.3倍、18年3月期は14倍であり、中期で増益が見込めるのであれば、割高な水準ではなくなったと判断した」としている。

 23日の終値は、前週末比8円高の2684.5円。

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