SMBC日興、かんぽ生命の目標株価を2800円に引下げ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

かんぽ生命保険<7181>が反発。一時は19円安の2116円まで売られ、連日の上場来安値更新した。SMBC日興証券では22日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は2900円から2800円に引き下げている。

 同証券では業績予想を修正、(1)バリュエーション基準年度の変更(2)市場全体の期待収益率の上昇――とあわせ、目標株価を2800円に引き下げている。今後のカタリストとして、株主還元の拡充、日本の長期金利低下が下げ止まることを挙げている。ポイントとして、市場前提の変更を指摘。同証券連結経常利益予想が下方修正されているが、これは旧区分の保険契約に掛かる運用収益が減少したことが背景となっている。同社の業績は純利益をみるべきと同証券では考えているという。

 同証券では連結純利益について、17年3月期849億円(前期比変わらず、従来860億円、会社側計画は860億円)、18年3月期883億円(従来900億円)、19年3月期892億円と試算している。

 23日の終値は、前日比4円高の2139円。

関連記事

ページの先頭へ