TIS、三菱UFJモルガンは粗利益率の改善で利益予想を上方修正

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TIS<3626>が高い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では2日付で、レーティング「Buy」(買い)を継続、目標株価は3700円から3800円に引き上げている。

 想定以上に粗利益率の改善が進展していることを勘案し、利益予想を上方修正、あわせて目標株価を3800円に引き上げている。連結営業利益について、17年3月期280億円(前期比14.6%増、従来275億円、会社側計画は265億円)、18年3月期295億円(従来290億円)、19年3月期310億円(同306億円)と試算。同証券業績予想の全体感は、データセンター減損により収益性が改善したITインフラが増益のけん引役になり、金融IT・産業ITも安定推移をたどるというもの、としている。

 ITインフラは減損効果にみならず堅調なデータセンター引き合いやコスト効率化により17年3月期第1四半期(16年4-6月)セグメント利益は26億円と大幅増益となり、今後のマージン改善持続可能性も高いと予想している。金融ITは、22年3月期完了予定の統合案件を抱えるカード向けが3年は拡大することを見込んでいる。

 5日の終値は、前週末比56円高の2555円。

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