UCSが5日ぶり反落、第1四半期での2ケタの営業減益を嫌気

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ユニーグループの総合金融サービス会社のUCS<8787>が5日ぶりに反落し、一時38円安の917円まで売られた。前週末1日引け後、17年2月期第1四半期(16年3-5月)の単体決算を発表。増収ながら2ケタの営業減益で着地し、嫌気された。

 第1四半期決算は、営業収益49億5700万円(前年同期比1.1%増)、営業利益9億1500万円(同10.9%減)、純利益5億7500万円(同5.1%減)だった。主力のカード事業は、包括信用購入あっせんでUCSカード会員を対象としたポイントキャンペーンを実施。電子マネーでは、ポイント山分けキャンペーン、他業種ポイントからユニコポイントへの交換サービスの拡充などで、取扱高が拡大し、営業収益は44億8600万円(同13.2%増)となった。ただ、電子マネー取扱高増によるポイント費用の増加やカード会員募集強化に伴う費用の増加などが響き同事業の営業利益は6億9900万円(同13.4%減)にとどまった。

 第2四半期累計(3-8月)の業績予想は、売上高102億5000万円(前年同期比5.6%増)、営業利益16億7000万円(同20.0%減)、純利益10億円(同21.1%減)を据え置き。第1四半期決算の第2四半期業績予想に対する進ちょく率は、営業利益で54.8%、純利益で57.5%となっている。

 4日の終値は、前週末比10円安の945円。

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