【個別銘柄】NEWS

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■鹿島、光ファイバーを用いたPC張力を計測技術を共同開発

鹿島<1812>は27日、住友電工スチールワイヤー(兵庫県伊丹市)、ヒエン電工(大阪市)と共同で、光ファイバーを用いた、ひずみ計測技術を応用し、PC(プレストレストコンクリート)に使用するPCケーブルの張力を計測する技術を開発したと発表した。

 この技術を適用することで、従来困難であったPCケーブルの張力管理を、施工時から維持管理まで的確に行えるため、PC構造物のより確かな品質を確保することができる。すでに、国道115号月舘高架橋上部工工事の内ケーブルと外ケーブルに適用し、PCケーブルの緊張作業時の張力、ならびに定着後や施工完了後の導入張力(コンクリートを圧縮する力)の分布まで、現場で精度よく計測できることを確認した。

 27日の終値は、前日比8円高の707円。

■日本トリム、インドネシアでペットボトルの生産能力を2倍に増強

日本トリム<6788>は27日、インドネシアのシナルマスグループとの合弁会社が11月よりジャワ島東部の新たな製造工場でペットボトルの委託生産を開始し、生産能力を2倍に増強すると発表した。

 同社では、これまでのジャカルタを中心とした西ジャワ州に加え、スラバヤなど東ジャワ州、またバリ島などに販路を拡大する。

 27日の終値は、前日比50円安の5430円。

■セガサミーHD、東京オリンピック公式ゲームソフトの全世界販売権を独占取得

セガサミーホールディングス<6460>傘下のセガホールディングスは27日、国際オリンピック委員会のライセンシーであるInternational Sports Multimediaと、東京2020オリンピック競技大会を題材にしたゲームソフトの開発・販売に関するライセンス契約を締結し、全世界販売権を独占取得したと発表した。

 この契約により、同社は家庭用ゲーム機、ハンドヘルド機、モバイル、オンラインおよび業務用ゲーム機に向けて、東京オリンピック公式ゲームソフトの開発・販売が可能となる。

 27日の終値は、前日比2円安の1532円。

■山陽特鋼、17年3月期の業績予想を下方修正

山陽特殊製鋼<5481>が27日、17年3月期連結業績予想の下方修正を発表した。

 通期業績予想は、売上高が1420億円から1400億円(前期比6.1%減)へ、営業利益は124億円から120億円(同1.5%減)に引き下げられ、一転して営業減益見通しとなる。下期の販売数量は増加する見込みだが、鉄スクラップ価格の上昇や特殊材事業および素形材事業において損益の悪化が見込まれる。また、第2四半期(16年4-9月)に計上した外貨建て資産などに対する為替差損が足元の為替の状況からみて通期でもそのまま現出するとみられている。なお、配当については中間期に5円(前年同期は6円)、未定としていた期末配当は7円(前期末は6円)とし、年間配当12円(前期は12円)を予定している。

 同時に発表された第2四半期決算は、売上高が667億3500万円(前年同期比15.4%減)、営業利益は52億800万円(同16.0%減)だった。

 27日の終値は、前日比42円安の528円。

■NRI、12月31日を基準日に1株を1.1株に分割、期末配当は実質4円の増配に

野村総合研究所(NRI)<4307>は27日、株式の流動性の向上と投資家層の拡大および株主還元のさらなる充実を目的として、1株を1.1株に分割すると発表した。基準日は12月31日、効力発生日は17年1月1日。

 なお、株式分割に伴い、17年3月期の期末配当は従来予想の40円から44円となり、実質4円の増配となる。

 27日の終値は、前日比30円高の3785円。

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