日経平均は211円安と4日続落、3連休前で手控え=18日後場

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18日後場の日経平均株価は前日比211円57銭安の1万6724円81銭と4日続落。終値での1万6800円割れは9日(1万6642円20銭)以来7営業日ぶりの安値水準となる。後場寄り付き直後から売り物がちとなり、軟調に推移。午後零時59分には1万6637円97銭(前日比298円41銭安)まで押された。円高懸念がくすぶり、3連休を前に手控え気分が強まった。売り一巡後は円高一服感もあって下げ渋ったが、戻りは限定的された。

 東証1部の出来高は22億9580万株、売買代金は2兆4504億円。騰落銘柄数は値上がり555銘柄、値下がり1283銘柄、変わらず108銘柄。

 市場からは「下げ過程で、為替を含め先物に仕掛け的な動きが出たのではないか。ドル・円が円安方向に戻したことで指数も下げ渋ってはいる。ただ、3連休日控えでポジション調整の動きもあり、戻し切れていないのが気になる」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、東京海上<8766>、損保JPNK<8630>などの保険株が下落。トヨタ<7203>、マツダ<7261>などの輸送用機器株や、ブリヂス<5108>、洋ゴム<5105>などのゴム製品株も売られた。アステラス薬<4503>、小野薬<4528>などの医薬品株や、HOYA<7741>、島津製<7701>などの精密株も軟調。

 個別では、マネパG<8732>、トラシティ<9310>、日機装<6376>、宮越HD<6620>、エプソン<6724>などが値下がり率上位。

 半面、国際帝石<1605>、海洋掘削<1606>などの鉱業株や、出光興産<5019>、東燃ゼネ<5012>などの石油石炭製品株が堅調。日本紙<3863>、中越パルプ<3877>などのパルプ紙株や、日揮<1963>、積水ハウス<1928>などの建設株も高い。

 個別では、自社株買い発表のJUKI<6440>が急騰し、ワイエイシイ<6298>、enish<3667>、メディアドゥ<3678>、SI<3826>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が下落した。

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