エーザイ<4523>が4日続伸。SMBC日興証券では19日付で、投資判断を「3」(アンダーパフォーム)から「2」(中立)に引き上げ、目標株価は7000円を継続している。
同証券では中期業績予想を修正。臨床試験中の次世代アルツハイマー型認知症(AD)治療薬Aducanumab、E2609、BAN2401の収益貢献は業績予想に織り込まれていないものの、AD治療薬開発プロジェクトの1株当たり製品現在価値を3800円と試算。21年3月期連結1株利益予想143.7円をベースとした妥当株価3200円に3800円を加えた7000円を目標株価として継続するとしている。
想定される投資リターンはセクター中央値の範囲内と判断することから、投資判断は「2」に引き上げるとしている。次世代AD治療薬でいくつかの臨床データの開示が予定されていることから、アルツハイマー病治療薬が今後の大きなテーマとなる可能性が高いと考えられ、これらの結果に注目したいとしている。
同証券では連結営業利益について、17年3月期580億円(前期比11.7%増、従来430億円、会社側計画は537億円)、18年3月期690億円(従来520億円)、19年3月期630億円(同520億円)と試算している。
20日の終値は、前日比161円高の6835円。