【銘柄】武田薬、英Crescendoと創製・開発・販売提携

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武田薬品工業<4502>は11日、Humabodyに基づく創薬・開発企業である英Crescendo社とアンメットメディカルニーズの高いがん領域におけるHumabodyを用いた治療薬の創製、開発および販売に関して、グローバルでの戦略的提携およびライセンス契約を締結したと発表した。

 Humabodyは分子サイズが極めて小さく活性の高い新規タンパク製剤であり、完全ヒト型のVHドメインをベースにしている。Crescendo社は、がん領域における強力で非常に特徴的なHumabody製剤の創出・開発を行うバイオ医薬品会社。

 Crescendo社は今後、独自の遺伝子改変プラットホームと工学的専門性を生かし、同社が選定した複数の標的に対するHumabody製剤(Humabody抗体薬物複合体およびがん免疫調節薬)を創製するとともに、その設計最適化を行う。

 Crescendo社は、契約一時金、出資金、研究費、前臨床開発費として、最大で合計3600万ドル(約37億円)を受け取る権利を有し、同社は、提携に伴うHumabody製剤の開発権と販売権を取得する。また、Crescendo社は、臨床開発、承認申請、販売の各段階において、最大で合計7億5400万ドル(約784億円)を受け取る権利とともに、同社から売上に応じたロイヤルティーを受け取る権利を有す。

 11日の終値は、前週末比37円高の4904円。

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