アスクル、三菱UFJモルガンは目標株価を4050円に引下げ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アスクル<2678>が4日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では6日付で、レーティングを「ニュートラル」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に引き上げ、目標株価は4100円から4050円に引き下げている。

 18年5月期までの業績予想を修正、23年5月期までの中・長期予想を行い、23年5月期の予想純利益112億円をベースに、目標株価を4050円に設定している。6日の株価は7月5日に発表された17年5月期会社側予想の連結営業利益95億円がコンセンサスより低かったことから、ネガティブに捉えられ、低下したと思われるとコメント。

 同証券ではB2B事業で中堅企業向け間接財一括購買システムSOLOEL ARENAの中・長期での成長力を評価しており、中・長期の利益成長シナリオでレーティングを「オーバーウエート」に引き上げるとしている。SOLOEL ARENAは一度システムとして導入されると、継続性が高いサービスであると同証券ではみているという。株価はB2C向け事業であるLOHACOの月次や四半期決算のモメンタムを中心に動いており、SOLOEL ARENAの中・長期での成長力は株価に未だ織り込まれていないと考えると指摘している。

 同証券では連結営業利益について、17年5月期99億円(前期比16.2%増、従来108億円、会社側計画は95億円)、18年5月期111億円(従来131億円)、19年5月期122億円と試算している。

 7日の終値は、前日比60円高の3580円。

関連記事

ページの先頭へ