不二越が年初来安値、大和証は標株価を370円に引き下げ

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不二越<6474>が続落、17円安の317円まで売られ、連日の年初来安値更新。大和証券では5日付で、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)に、目標株価を600円から370円にそれぞれ引き下げている。

 4日に、16年11月期第1四半期(15年12月-16年2月)連結業績を発表している。同証券では、「想定以上に厳しい出だしであり、第一印象はネガティブ」とコメント。16年11月期の会社側業績計画は据え置きとなっており、増産対応によるロボット出荷のばん回は第2四半期(16年3-5月)以降期待できるものの、その他の事業における産機・市販向け低迷や固定費増、円高影響を考慮すると、計画達成のハードルは高いと言わざるを得ないとコメント。

 また、市場の期待値はすでに相当程度低下していると推察されるものの、短期的な株価反転につながる材料は乏しいと捉えているという。同証券では業績予想を下方修正、連結営業利益について、16年11月期152億円(前期比20%減、従来192億円、会社側計画は195億円)、17年11月期161億円(従来209億円)と試算している。

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